コンクリート内部埋設物調査

コンクリート内部の埋設物・障害物を確認することができます。主にダイヤモンドコアボーリング工事の事前調査に用いられます。

  • X線発生装置
    トーレック株式会社 RIX-200MC
  • 増感紙
    医療用増感紙または同等品
  • フィルム
    医療用高感度フィルムまたは同等品

  • 立ち入り禁止
    X線は人体にとって有害なものです。第三者・作業員の被ばくを避けるため、当社では立ち入り禁止最小範囲、X線発生装置側5m・フィルム側2mは基より、放射線測定器の測定結果により随時立ち入り禁止区域を拡大して作業を行います。
  • 有資格者の配置
    X線は人体に有害なものですのでX線業務を行うには有資格者の配置が必要になります。「X線作業主任者」を取得済みの作業員を配置致します。
  • 被ばく線量の測定・管理
    X線作業従事者はポケット線量計等により被ばく線量を作業ことに測定する。またポケット線量計等は作業中は必ず着用し、線量を毎回確認し、記録保存します。
  • X線発生装置の設置スペースの確保
    被写体(壁・床・梁など)からX線発生装置までの距離は約1m必要になります。また、その間に障害物(配管など)が無いよう願います。フィルムに映り込んでしまい画像が悪くなってしまうため、判別ができなくなる場合があります。

作業手順

作業内容・方法・手順を確認する。
危険個所をしっかり把握する。(KY活動の実施)
搬入時は既設物を傷つけないよう注意する。

調査対象物の材質を確認する。
コンクリート厚の測定。

管理区域・立ち入り禁止区域の設定。(周囲の確認及び人払いを徹底する)

管理区域・立ち入り禁止区域の設定。(周囲の確認及び人払いを徹底する)

必要最小限の電圧・線量で行う。
周囲をよく確認しながら撮影を行う。

解析は必ず2名以上で行う(解析ミスを避けるため)
埋設物の確認。

埋設物の位置、種類を現地にけがく。
ダイヤモンドコアボーリング工事用の調査であれば問題なく貫通できるかの判定を行う。

既設物を傷つけないよう注意する。

現像結果例

  • 現像車の駐車場所の確保
    撮影したフィルムの現像を現像車にて行いますので、現場に隣接した箇所に駐車場所の確保をお願いいたします。
  • X線の影響を受ける物の移動
    未現像フィルム・インスタントカメラ・検査前の血液等のものは撮影場所から事前に移動願います。X線により感光及び数値が変化してしまいます。
  • ご用意いただくもの
    水(フィルム現像後水洗い致します)
    電気(100V)
    調査箇所の墨

※調査箇所が高所である場合(3.5m以上)は足場の設置(表裏)をお願い致します。

注意

認識不可
コンクリートの厚さにより鉄筋直下の電線管、ビニール管等は認識できない場合もあります。
写真の黄丸印をしてある鉄筋の直下にはCD管があります。この程度の画像ですと判定が可能ですが、完全に鉄筋と重なってしまっている障害物や埋設物は判定することができません。
また、ビニール管はコンクリートの厚みによっては映らない場合があります。

X線探査システム実施及びコア抜きについてのお願い

★X線は人体に有害です。

検査作業を安全円滑に進めるために、以下の事を、ご協力願います。

以上の点を踏まえまして、ご確認・ご了承の程よろしくお願い致します。
ご確認していただけと言うことも含めまして、ご面倒ではございますがなついしてFAXかメールでもしていただけると幸いです。

 

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